中学生の男女の、バレンタインデーを舞台にした恋愛ストーリー

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一日遅れのバレンタイン

後編

 友哉は信じられない気持ちで目の前、というより自分の体の下の光景を眺めていた。ベッドの上、自分の体の下には、全裸になった友美の姿があった。緩やかな膨らみを持つ胸、ほっそりと細い腰。だが、秘部だけは白い手で隠されていた。
「……肝心なとこ隠すの反則じゃね?」
「だって……恥ずかしいじゃん」
「じゃあ、こっちからいただき」
 友哉は胸にむしゃぶりついた。
「ひあっ」
 突然のことに友美は声を上げる。
「デ、デカい声出すなよ。親が起きちまう」
「だってトモヤが」
 友美の言い訳は、友哉がまた胸への愛撫を始めたことで途切れた。唇で乳房の柔らかさを十分に堪能しながら、舌の先端で乳首を舐め上げる。空いているもう片方の乳房は、指先でコリコリと刺激していた。
 友美は興奮で息を乱し、ピンク色の乳首が固さを増す。
「お、乳首が固くなってきたぞ」
「だ、だってトモヤがスケベなんだもん」
「へいへい、どうせ俺はスケベですよ」
 友哉はニヤニヤ笑いながら体を起こす。
「スケベだから、次はこっちだっ」
 股間を覆っていた友美の両手を一気に剥ぎ取る。
「わ、わっ」
 友美は驚いて内股になって隠そうとするが、脚の間には友哉の体が入り込んでいるので脚を閉じることが出来ない。
「触っていいって言っただろ。今さら隠すのは無しだぜぃ」
「触っていいとは言ったけど、見てもいいなんて言ってないし」
「ヘリクツゆーな」
 友哉は肩で友美の両脚を押し開き、大事な部分を覗き込む。ピタリと閉じられた一本筋を指先で慎重に開くと、膣口や尿道口、クリトリスが露になる。
「へぇ、女のってこういう風になってんだ」
「ジロジロ見るなぁ」
 恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にした友美が悶える。
「んじゃあ、触る」
 友哉が指先で一本筋のスリットに触れる。愛撫するというより探るような手つきで指がうごめき、気持ちいいようなむず痒いような微妙な感覚を与えるが、指先がクリトリスを擦りあげると電気が流れるような鋭い刺激が走り、友美は体を強張らせた。
「お、ここか? ここが気持ちいいんだな?」
「そ、そんなこと聞くな、バカ」
「くそ、毒美め。見てろ、ヒイヒイ言わせてやるからな」
 指でクリトリスを露にすると、友哉は秘部に口をつけクリトリスを舐め上げた。
「あっ」
 指先より柔らかく暖かい感触に、友美は思わず声を漏らした。その直後にハッとして口をふさいだが、友哉は弱みを見つけたイタズラっ子のようにニヤニヤと笑みを浮かべてクリトリスを集中的に刺激する。
 たまらず友美は枕を力いっぱい握り締める。友哉のクンニが気持ちよすぎて、力を入れて踏ん張っていないとすぐ声が漏れてしまいそうだ。しかし、友哉の方は友美に声を上げさせようと執拗に愛撫を繰り返すため、快感は高まっていく一方だった。
「お?」
 不意に友哉は声を上げて愛撫を止めた。友美は体を震わせて一気に脱力する。
 友哉は指先で膣口を撫でる。愛液が滲み出していた。
「トモミ、おまえ濡れてるぞ」
 友哉が友美の顔を覗き込む。友美は手にしていた枕を友哉の頭に叩きつけ、興奮と恥ずかしさで真っ赤になった顔を腕で覆う。
「いちいち恥ずかしいこと言うなぁ」
「恥ずかしいかぁ?」
 友哉は乱れた髪を整えながら首を傾げ、気を取り直して再びクンニを続ける。が、次の狙いはクリトリスではなく、濡れ始めた膣口だった。膣口に舌が触れた瞬間、友美は背筋に何かが走るような感覚がして思わず体を仰け反らせた。
 もう、気持ちいいかと聞くまでもない。狭い膣口周辺を舐め回した後、むしゃぶりつくように友美の股間に口をつけ、尖らせた舌先を膣の中に突き入れた。時には愛液を舐め取るようにうごめかせ、時にはピストンのように舌先を抽挿する。
「あ、んうっ……」
 自然と声が出てしまい、友美はあわてて枕で顔を覆う。必死に我慢する姿が可愛くて、友哉はもっと感じさせてもっと声を出させたくなってきた。
 膣口に指をあてがう。もともと狭い膣口が処女膜でさらに狭められているが、指いっぺんくらいだったら入りそうだ。
 膣にゆっくりと指が進入してきて、友美は枕を抱く腕に力を入れる。最初は異物感というか違和感というか変な感触だったが、友哉が膣の中でゆっくりと指を動き始めるとまた少しずつ気持ちよくなってきた。
 狭くて暖かい膣の中を、友哉はゆっくりと指を抽挿する。友美は枕を顔にかぶったまま頻繁に体を動かしているし、愛液も増えてきた気がする。
 友哉は膣に指を入れたままクリトリスに口をつけた。
「んんーっ」
 枕の下で友美がくぐもった声を漏らす。膣とクリトリスを同時に責められ、声も快感も抑えられなかった
「あ、あっ、あっ……!」
 一瞬、体が宙に浮くような感じがして、友美は体を震わせて硬直させた。同時に膣が収縮して、中の友哉の指を締め付ける。友哉はびっくりして指を引き抜き、その刺激で友美はもう一度体を震わせた。
「トモミ、ひょっとしてイった?」
「……死、ね」
 枕の下から、友美が喘ぐような声で言う。
「恥ずかしいこと聞くなってか?」
 友哉はケラケラ笑い、友美の愛液に濡れた自分の指を見た。友美が本気で感じた証拠だ。これをどうしようかと悩み、すこし考えてから自分のペニスに塗りつけた。友美の可愛い痴態を見せられて、もうペニスはギンギンだった。
 友哉は友美の両脚を押し広げ、ペニスを膣口に押し当てる。
 先に一言言うべきか迷ったが、余計なことを言えばまた枕で殴られるのがオチだ。枕でスッポリと顔を覆っている友美も、おそらく次に何をされるか予期していると思うので、友哉はわずかにペニスの位置を微調整した後、一気に友美の中に突き入れた。
「うっ」
 乱暴過ぎたか、ペニスが一気に奥まで達し、友美が痛みに呻いて体を捩った。
「も、もっと優しくしてよ」
「わ、悪ぃ」
 そういう自己主張はしっかりするのかと思いながら、友哉はゆっくりと腰を動かし始める。狭い膣とたっぷりの愛液がペニスに絡み付いて、あまりの気持ちよさに思わず顔が緩む。
「マヌケ顔」
「なんだとぉ?」
 見れば、友美が枕の端から目線だけを出して友哉を見ていた。
「自分ばっか顔隠してんなよ」
 友哉は無理やり友美が抱いていた枕を剥ぎ取る。
「わっ、何すんの」
「隠すなっつーの」
 友美が手で顔を隠そうとするので、無理やり腕も押さえつける。正面からまじまじと見られ、友美は元々赤くなっていた頬をますます赤くして慌てて横を向く。
 友哉は珍しい友美の可愛い仕草にドキッとした。付き合いは長いが、小ざっぱりした性格の友美が照れたり恥ずかしがったりする姿なんて、そう記憶に無い。
「トモミ、おまえ可愛いな」
「え……?」
 友美は思わず友哉を見る。友美の顔が正面を向いた瞬間を狙い、友哉は素早く顔を寄せて友美に唇を重ねた。
「……?!」
 突然のことに、友美は心臓が止まったと思った。唇が触れていたのはほんの一秒か二秒だったが、友哉にはかなり長い時間のように思えた。ずいぶんと順番が逆になったものの、これが二人の初キスだった。
「ト、トモヤ……」
 友美は今にも何かが崩れそうな脆い表情で友哉を見つめる。そんな友美が愛し過ぎて、友哉は友美の体を抱きしめると、もう一度キスをした。今度は深く、長く、たっぷりと。
 友美は、キスのあまりの気持ちよさに恍惚とした。重ねられた唇の感触、覆いかぶさるような友哉の体の重みと熱さ、どれもが幸せで快感だった。
 友哉が唇を離し、やはり同じような恍惚の表情で体を起こしかけたとき、友美は感極まって友哉にすがりついた。
「離れないで、トモヤ」
「トモミ……」
 堪らず友哉は力いっぱい友美を抱き締め、欲望のままに腰を振る。膣の中が度々脈動するかのように収縮し、ペニスに痺れるような快感を与える。暴発しないようにペニスに力を込めるが、そんなことではこの快感を抑えられなかった。
「トモミ、気持ちいいよ」
「わ、私も気持ちいいっ」
 前戯でたっぷりと解されていたせいか、破瓜の痛みは薄れ、友美も下半身が熱く気持ちよくなっていた。指でイカされたときよりも、さらに高い快感が襲ってくる。
「あ、あっ、トモヤ、私……!」
「お、俺もイキそうっ」
 歯を食いしばって耐えていた二人は、ほとんど同時に絶頂に達した。絶頂の瞬間、大きな声を上げてしまいそうになったため、どちらからともなくキスでお互いの口を封じたが、その熱いキスがさらなる快感を呼び込み、友美は何度も膣を収縮させ、友哉はその中でペニスを脈動させながら勢いよく精液を放った。
 二人はしばらくの間、放心したまま身動き一つせずに抱き合っていた。


「これで良し、と」
 友哉は携帯電話と目覚まし時計のアラームを、いつもよりかなり早い時間にセットし、裸のままベッドの中に潜り込んだ。やはり裸のままの友美が微笑みながらきゅっと抱きついてくる。
 初めてのエッチでずいぶん疲れたし、何よりこのままずっと二人でいたい気分だったので、友美は友哉の部屋で夜を過ごすことにした。とはいえ、明日はいつも通りに学校があるし、双方の家族にバレるとマズいので、少しばかり早起きして家族が起き出す前に家に帰ることにしたのだった。
「明日は学校で居眠りしそうだなぁ」
「いいじゃん。テスト勉強してましたって言えば」
「あぁ、そういやもうすぐ学年末試験だっけ」
 嫌なことを思い出して、友哉は頭を抱える。
「そうだ、学校といえば」
 ふと思い出して、友美は体を離して友哉を見る。
「トモヤ、学校で誰にもチョコもらえなかったでしょ」
「……何で、そう嫌なことばっかり思い出させる?」
 幸福の絶頂から、立て続けに奈落の底に叩き落された気分だ。
「あれね、私のせいなんだ」
「……は?」
「クラスの女子にね、絶対にトモヤにチョコあげるなって言っておいたんだ。特に、エリカとサエとクミにはみっちりとね」
「な、なんでそんなこと言うんだよ?」
「だって、トモヤが私以外からチョコもらったら、ムカつくもん」
 友哉は目を瞬かせて友美を見る。互いの息遣いが聞こえるくらいの近さからまじまじと見つめられて、友美は恥ずかしさに赤面する。
「それって……ヤキモチってやつか?」
 言葉が終わるか終わらないかのうちに、布団の中で脇腹をつねられて友哉は目に涙を溜めて悶絶した。
「余計なことは聞くなって言ってるのに。馬鹿トモヤ!」
 言い捨てて、友美は頭まで布団をかぶる。
 友哉はため息をつく。道理で誰も義理チョコ一つ寄越さないわけだ。
 ──まあ、いいか。本命チョコを、いや、チョコレートなんかよりよっぽど大切なものをもらえたんだから。来月のホワイトデーには何を返そう?
 そんなことを考えているうちに、友哉は友美ともども幸せな眠りの中に溶け込んでいた。

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